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顔タイプ別に似合う洋服(1)

こんにちは。
パーソナルスタイリスト/MOTE服コーディネーターの三好宏樹です。

 

似合う服は人によって違うということは、なんとなくわかるかと思います。

では、なんで人によって似合う服が違うのでしょうか?

当たり前のことですが、人は顔も違えば体系も違います。

肌の色も違うからパーソナルカラーなるものがあります。

このように人にはそれぞれ特徴が違い雰囲気も変わります。

 

ファッションを構成する3つの要素でも書きましたが、ファッションは色、素材、形で構成されており、

パーソナルカラーは自分に似合うを見つけるものです。

 

同じように顔のタイプを知ることで、自分に似合う素材と形がわかるようになります。

 

「Vネックより丸首の方が顔に馴染む」

「厚手の生地より薄手の生地の方がしっくりくる」

 

など今まで何となく感じていたことが、顔のタイプを知ることで今まで以上に洋服選びがし易くなると思います。

 

今回は顔のタイプを分類して、それぞれどんな服が似合うのか解説をしたいと思います。

これは私が行っている【フォースタイル顔パーツ診断】から導き出している内容です。

どんな顔のタイプがある?


人の顔を見たときに「大人っぽいな」「スゴく可愛らしい顔してるな」「男性なのに女性みたいな顔してるな」など感じることは無いでしょうか?これらは何となく顔の雰囲気で印象を捉えているかと思います。

人の顔は大きく4つのタイプに分けられると考えられています。

顔のタイプはyoung(幼い)-adult(大人)の縦軸とfeminine(女性らしい)-masculine(男性らしい)の横軸からなります。

 

feminine(女性らしい)

女性らしい要素とは、輪郭は顎のラインが尖っておらず、頬が丸みおびており、笑うとほうれい線が出やすいです。

また、目は丸みがあったり、二重の幅が広い、垂れ目だったり涙袋がしっかりあるのも女性らしさが出ます。

鼻は小鼻が丸みおびていたり、鼻筋もあまり目立たないことが多いです。

口は唇が厚みがあったり口角が上がっていることが多いです。

全体的に曲線的要素が多いことが特徴と言えます。

 

masculine(男性らしい)

男性らしい要素とは、輪郭は顎が尖っていたり、ベース型だったり、頬骨が目立ちやすいです。

目は切れ長で、上がり目、一重もしくは奥二重、涙袋があまり目立たない、目頭の切れ込みが鋭いことが多いです。

鼻は小鼻が小さくて、鼻筋がしっかりしている、ワシ鼻などが多いです。

口は唇が薄く、口角が下がり気味(への字)なことが多いです。

feminineとは逆に全体的に直線的要素が多いことが特徴です。

 

young(幼い)

幼い要素の特徴は輪郭は縦幅の比率が平均よりも短いと幼顔に見られやすいです。

小顔な人ほど、幼く見えやすくなります。

また目の位置が顔の下の方にあったり、目が小さい、鼻、口も平均よりも小さいと幼顔に見られやすいです。

全体的に各パーツが短く、小さいことが特徴です。

 

adult(大人)

大人要素の特徴は輪郭は縦幅が平均よりも長く、顔が大きく見られやすいです。

目の位置は顔の上の方にあり、目が大きく、鼻、口も平均より大きいと大人顔に見られやすいです。

全体的に各パーツが長く、大きいことが特徴です。

feminine(女性らしい)×young(幼い)タイプ


feminine×youngの特徴は上記より、女性らしい要素と、幼い要素を併せ持ったタイプです。

feminine×youngタイプの有名人・芸能人

小倉優子さん(画像左上)

小倉優子さんは典型的なfeminine×youngタイプです。

何歳になってもフリンジなどフリフリが似合うのはこのタイプだからこそだと言えます。

 

藤田ニコルさん(画像右上)

ティーンから絶大な人気を誇る藤田ニコルさんですが、モデル器用されている服装はほとんどが甘めの服装です。

まだまだ年齢が若いのもありますが顔の特徴はまさにこのタイプです。

 

宮崎あおいさん(画像左下)

宮崎あおいさんは上の小倉優子さん、藤田ニコルさんに比べると、完全にこのタイプではありません。輪郭など少し男性要素も混じっている方です。ですが、カテゴリー分けするとこのタイプに属します。

宮崎あおいさんがイメージモデルを務めていた「アースミュージックエコロジー」というブランドを見ても、ガーリーな雰囲気に少しボーダーなどのボーイッシュな要素も加わったブランドです。

宮崎あおいさんのイメージに合ったブランドだと言えます。

 

安達祐実さん(画像右下)

安達祐実さんも宮崎あおいさん同様、完全にこのタイプではないです。

同じく男性要素もありますが、何歳になっても若々しく、今でも制服を着れるくらいの容姿からこのタイプに属すると言えます。

 

 

feminine×youngタイプに似合う素材

このタイプは柔らかくて、薄い、軽い素材が似合いやすいです。

シフォン素材やレース素材、ガーゼなどが良い例です。

化学繊維でも柔らかい風合いの物であれば似合いやすです。

冬場にはモヘヤなども良いでしょう。

feminine×youngタイプの似合う形

このタイプの特徴は曲線的でパーツが小ぶりなことから、似合う形も同じ物が似合いやすいです。

洋服で例えると、丸首やドレープ感、シワ感などの動きのあるものは曲線的なイメージの物になります。

柄は花柄やドット柄など丸みがある物がよく、大きさも小さめが良いです。

ボーダーやストライプの線は細めの物が似合いやすいです。

feminine×youngタイプのスタイリング例(レディース)

■画像左上

ドッド柄のブラウスにレースのスカートの組み合わせは一見甘くなりやすそうですが、

足元のサンダルを大人っぽい物で合わせることで、コーディネート全体が甘くなりすぎなくなり、大人の女性でも合わせ易くなります。

*リボン付きのサンダルなどにすると甘くなりすぎになるので気をつけて下さい。

 

■画像右上

流行りのワイドパンツも画像のような柔らかい雰囲気の素材感が似合いやすいです。

パンツにセンタープレスが入っていてこれは直線的要素ですが、これくらい柔らかい素材感だと

あまり気にならないでしょう。

また、トップスも丸首の物を合わせて曲線的要素を足すと良いでしょう。

 

■画像左下

甘くなりやすいワンピースもドレープ感とウエストのリボンで曲線的イメージを与えると良いです。

また、色も明るめの若々しい色合いも似合いやすいです。

 

■画像右下

丸首のTシャツにレースにドレープ感のあるスカート合わせでこのタイプの人には似合いやすい組み合わせですが、

このままだと、大人の女性には少し抵抗感があるかと思います。

なので、画像左上と同じように足元は直線的な要素があるシューズを選ぶび、アクセサリーなどにも少し直線的なものを取り入れると

バランスが取り易くなります。

feminine×youngタイプのスタイリング例(メンズ)

メンズの場合も基本的な考え方は同じです。

ただし、レディースと違ってメンズの服はバリエージョンが少ないので、曲線的アイテム自体が少ないです。

またメンズ服はスーツスタイルが原型と言ってもいいです。

スーツスタイルには直線的要素が多く、この顔タイプの大人な男性は少し苦労するかもしれません。

スーツの形をは変えるのは難しいですが、普段着で少しでもこのタイプに合う素材や形を取り入れると、違和感は減ると思います。

 

■画像左上

メンズ服で曲線的な物の代表はパーカーです。

フードの丸さとシルエットの緩さがパーカー自体にカジュアルで、子供っぽい印象が与える理由です。

また、帽子はキャップやベレー帽なども似合いやすいです。

つば広のハットなどは似合いづらい場合があります。

 

■画像右上

レディーすと同じく、柄も小さめの物が似合いやすいです。

ただし、メンズはレディースほど柄を多用しない傾向が強いので、小紋柄、ギンガムチェック、細めのストライプなどが取り入れやすいです。

 

■画像左下

ショールカーディガンのように襟元が丸まっているのも似合いやすいです。

シャツを切る際にも、丸型の襟でも良いですが、丸襟は少ないのでその場合は襟が小さめの物を選ぶのもありです。

 

■画像右下

丸首に柔らかいジャージー素材の組み合わせなど、リラックススタイルが似合いやすいのもこの顔タイプの人です。

ただし、大人の男性がこのスタイルをする際には注意が必要です。

似合うからと言ってシルエットを緩くし過ぎたり、上下スウェットなどの組み合わせはだらしなく見える可能性もあります。

参考画像を限度にスタイリングをして下さい。

feminine×youngタイプコーディネートのポイント


このタイプの人は男性、女性共に大人になるとコーディネートが難しくなります。

似合う形、素材共にどうしても子供っぽく、甘めの印象が強い物が多いからです。

いくら似合うからと言ってもいつまでも子供っぽく、甘々な服装を着るのは気が引けてしますと思います。

 

そこで、コーディネートに工夫が必要になります。

ポイントは全体の雰囲気は似合うタイプに合わせつつも、必ずどこかに真逆の要素をいれることです。

 

このタイプの人は曲線的で柔らかく、小さい物が似合いやすいです。

その真逆なので直線的、硬い、重い要素を取り入れると良いです。

 

参考画像のように、足元に取り入れたり、形は曲線的でも素材を少し硬めの物にするなど、

どこかワンポイントと入れるだけでも良いでしょう。